蓄電所のPCS停止原因を調査!
2026/09/29
本日は、蓄電所で発生しているPCS停止の原因調査を行いました。
今回の内容は、蓄電池の絶縁不良が原因でPCSが停止しているというもの。
まずは実際に運転させて確認してみましたが……
あれ?
絶縁不良が検知されない。
漏れ電流を確認しても、特に問題のない値。
「じゃあ、原因はどこなんだ?」
ここから、いろいろと確認していくことになりました。
調査の中で気になったのが、アースの部分です。
蓄電池側とパワーコンディショナ側は、それぞれ単独で接地されていましたが、筐体アース間に渡り線を設けて共通接地にしてみると、アース線に約8Aの電流が流れる現象が確認されました。
アース線に8A。
これはさすがに気になります。
そこで渡り線を切り離してみると、漏れ電流値は正常に戻りました。
さらに各接地間を確認すると、約400Ωの抵抗値が。
「なるほど。単純に絶縁不良だけを見ていても分からないパターンもあるんだな。」
そのほかにも、直流回路のプラス・マイナス間だけではなく、対地間でも変動する電圧が確認されました。
蓄電池の制御電源についても、キュービクルの動力回路とは異なる相から200Vで供給されていたため、制御電源や接地経路を介した電位差についても考えてみる必要がありそうです。
今回の調査では、絶縁不良そのものを確認することはできず、原因の特定までは至りませんでした。
ただ、こうやって一つずつ確認していくことで、少しずつ「どこが怪しいのか」が見えてきます。
今回のような設備は、自分が普段見ている高圧設備だけではなく、蓄電池やPCS、制御電源、接地など、いろいろなものが関係しています。
「この機器だけ見ていればOK」ではない。
設備全体を見て、電気がどこからどこへ流れているのかを考える。
改めて、現場ではこういう視点が大事だと感じました。
まだ原因は分かっていませんが、こういう調査を経験できるのも現場ならでは。
また一つ、自分の中の引き出しが増えそうです。
明日も引き続き調査です。
次は原因を突き止めたいと思います!
✍️ Writer:暴走GPS
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